面白半分 猫半分

人としての面白半分な日々と、猫とともに面白半分な日々。熊本在住。頭も半分、おバカさん。

2020-01-01から1年間の記事一覧

船に酔う夢。

船に酔う夢を見続けている。 奇妙な体験でもある。僕の体が横たわって、 波の上でぷかりぷかりと漂い、船酔いする船は 石の棺、つまり棺桶なのだ。 これまで迷っていた、小田良の古墳を見に行った。 その古墳は国道沿いに、菜の花がまばらに咲き、 半ば放置…

マーガリンのこと。

マーガリンはうちの猫のキジ猫3姉妹の中の雌猫。一番上をポンタ・オス猫2歳。 中がキナコ(ET)、末娘がマーガリンなのだ。なぜかポンタだけが大きく太って体重は5キロ近く。ETとマーガリンはがりがりで、いくら食べても太らない。この2匹は、だんだん毛の色が…

とうさん

知人の会社が倒産した。新聞やネットでも書かれた。負債総額約2億円。同じ業界ではみんな知っている。とうさんなのか、破産なのか。どっちにしても財産を整理され、債権者に一部返済されるが、僕の経験では貸した金の100分の1を数年かけて返済されるか、途…

あと15年。

猫や生き物には「死」という概念はないのだろう。彼らはどんな辛いことがあってもなんとか生きようと(生存本能…)して、人のように辛くて死んでしまいたいという気が起こらないのも「死」の概念がないからだろうし、当然「自死」はしない。無謀な冒険心はあっ…

タサキ理容店

日曜の朝、隣の上天草市にあるタサキ理容店に散髪に行った。タサキとは40年前、宇土高校の同級生だった。タサキは実家の床屋のあと継ぎ、親子二代で町の人々の髪を切った。久しぶりに会うと、当時の撫でつけた長い髪は消え、産毛のような頭髪姿で、職業病か…

忘れられないこと。

前回ブログを書いたのはなんと4月だった。それまでの期間、ちょっ鬱風な日々もありブログは書けなかった。一緒にコロナ休み。が、先週、突然猫のポンタが笑い顔になり、もちろん声を出して笑っているわけではなく、翌日は鼻水を吹き出し気が付くと、ETもマー…

海街コーヒー

ちょうど、1か月くらい前に、JR三角駅前に突然できたのが海街コーヒー店。若いイケメンのお兄さんが僕が乗る8時23分発の熊本行きの発車に合わせて、軽自動車が出現し、煎りたてたて挽きたてのコーヒー1杯400円で飲ませてくれる。味は少し雑味があるが、コー…

あさましきなり。

昨日までは暇がある時はスマホをいじっていた。待ち時間、電車の中、バス停。ドアが開くと社内一列、マスクをした老若男女、スマホをいじっている。1回につき5分。一日、10回として、50分がガラスの板を見つめ、時間をつぶすことになる。いい大人が意地にに…

極私的芸術展(嘘)準備編

陶芸教室の用心棒、ビビり犬 今まで登ってきた山、五家荘にも春がそろそろやってきた、ようだ。 ようだというのは1月以来、山に行けず、山の知人のOさん、Mさんのフェイスブックによるリアルな登山情報、イベントなどから推測するだけなのだ。福寿草の時期も…

命日

今日は京都時代、僕が働いていたの仕事先のアルバイト、K君の命日だ。こんなことまでブログに書く必要はないかもしれないが、クロちゃんもういいではないか。書かせてくれ。君の事は僕しかしらない思い出がたくさんあるから。誰が読もうか、いいから書かせて…

松ちゃんのこと。

多部未華子に似るET 最近JR三角駅の入り口にコーヒーの移動販売車が停まっている。都会から移住してきた若者がコーヒーを販売している。1杯450円。 若者(ナイスガイ)がさわやかな笑顔で「コーヒーどうすか~」と声をかける。肥後の引き倒し、冷やかし、性悪…

そんたくの歯車。3・12

熊本はまぎれもなく地方都市で、地方都市の予算の半分以上は国からの仕送りで成り立っている。要するにいつまでたっても自立できないのだ。だから国には反論できない。 国の子分の役人には文句が言えない。生活はその小役人のさじ加減で左右される。だから言…

3月11日 街は閑散と

コロナウイルスの影響で町は閑散としている。景気も悪いが更に悪くなりそうだ。しかも出口が見えない。マスクもないぞ。「分け合えば余る。奪い合うと足らない」と言ったのは合田みつを先生か。この詩には続きがあり、「奪い合うと地獄、分け合えば天国」と…

うつうつ風味な日々

太宰の死について考える。自死までの作品を読んでいて、切れのいい短編が大好きなのだけど、もう生きていて、死ぬほどしんどかったのだろうと思う。時は戦前、戦中。何度も空襲で焼きだされ財産を失い、幼い子供の手を引き、妻の実家に疎開したり、青森の実…

読書列車

1年に1回の造影剤入りの脳のMRIの検査が終わった。検査の2週間前は、夜になると後頭部の奥がじんじん痛み眠れなかった。頭のたんこぶも気になり、もし検査で脳の血管に何か問題があれば、嫌だ、入院、手術とか面倒くさいと思うと余計眠れなかった。そんな…

たんこぶ

2月の末に1年に1回、脳の造影剤入りのMRI検査がある。 特にてんかん予防のイーケプラぐらいしか薬はない。もちろん頭痛が時々あるのは仕方ない。しかし、興奮すると右の額の開頭手術した部分の骨の上にぷくんと、たんこぶができる。どうやら、脳の髄液が…

猫族の孤独。

猫は何故なつかないのか、犬のように表情がないのかと考える時がある。もちろん、犬のように猫がなついたら大変。僕が帰宅すると6匹の猫どもが犬のように集まってきたらそれはそれで大変なのだけど。言い方を変えれば、猫は10匹くらいまでの多頭飼いは何とか…

強運半分、不運半分。 

こんな僕でも悩ましいオジサンなのである。仕事もいつも綱渡りで久しぶりに会う人からまだやっているの?という顔で見られるが、それはお互い様「あんたこそ、まだやっているの?」と言い返すべきだと思っている。言い換えれば久しぶりに会う人に向かい「ま…

猫の窃盗団

前回のブログで死んだらどうなるか?(それはそれでしかたない)とか自分で書いたくせに、ある夜、そのことを考え始めたら、もうちょっと、もうちょっと生きたいと思い、だんだん動悸がしてきた。生きたいということは「死んだらどうなるか?」という不安感…

夢の2年間

今からちょうど2年前の2018年1月27日に僕は自宅でクモ膜下になった。原因は過労と睡眠不足だった。当時熊本では寒い日がつづき、車の温度計はマイナス2度を示していた。帰宅後、寝間着に着替え、テレビを前に座ったとたんに脳の血管が切れた。よく言われるよ…

2019 12-30

2019年12月30日で60歳になった。還暦と言われる年だ。 僕は生まれてこのかた、誕生日とか一切嬉しくも悲しくもない。よく人様から「誕生日おめでとう」とか「生まれてきて良かったじゃん」と言われても、無関心無感動。だからフェイスブックとかで、お祝いの…