前回のブログで死んだらどうなるか?(それはそれでしかたない)とか自分で書いたくせに、ある夜、そのことを考え始めたら、もうちょっと、もうちょっと生きたいと思い、だんだん動悸がしてきた。生きたいということは「死んだらどうなるか?」という不安感につながる。
まだまだ修行、悟りが足らないのだ。暗闇の中の不安感が積み重なる。ドキドキ。まだ仕事が片付いていない。もうちょっと引き継ぎさせてくださいな。ドキドキ。ドキドキ。
そんな時に、頭の上でガサゴソ音がする。箪笥の上で猫のポンタが何かをあさっている。ドキドキ。こらっ!と怒っても無視してごそごそしてやがる。根負けしてまた、眠りに落ちる。朝方、目が覚めると今度は、机の引き出しを開け、ポンタがしまっておいたカリカリを食べている。横でまたたび入りのカリカリにごろごろしながら小弾が転がっ回っている。箪笥の引き出しを開ける手口離れた手口だ。今日だけのいたずらではない。またこらっ!と叱ると、ポンタ、(宇宙猫)ET、小弾が3匹一列になり、たったったっ、と部屋を縦横無尽に走り回る。だいたい一番年長のお母さん役の小弾(コダマ)が諭してポンタ、ETの行動を止める役なのに、あんなお利口さんの小弾まで、猫をかぶり、部屋を荒らすなんて!
ついに3匹を追い詰めると、押し入れの中の窃盗団のアジト発見。証拠写真を撮る。あれだけ叱っているのに、ケロッとしている。ったく、バカ猫窃盗団だ。
そんな猫どもに救われている、猫人間の僕なのだが。
左から小弾・ET・ポンタ容疑者