面白半分 猫半分

人としての面白半分な日々と、猫とともに面白半分な日々。熊本在住。頭も半分、おバカさん。

熊本県知事選挙 得票差 95,260票

 

どうも悪い癖がついてしもたな。
ヒマな時についスマホのニュースを見てしまうのだ。僕のような壊れた頭の持ち主より、遥かに賢いAIは一旦、検索したにニュースに、そのニュースに関係のあるニュースが付いて離れない。最近で言えば、アメリカの野球選手の通訳の違法賭博事件なのだ。もう、うんざりなのだが、どこまでもついてまわるAI君。スクロールしても、延々とその事件が付きまとう。スマホを見ている以上、熊本県知事選の話題などほとんど出てこない。

僕は、投資やばくちに負けた人には同情しない。いくら甘い汁に誘われ騙されたにしても、儲け話に飛びついたあんたが悪いのよ。1000万騙されたのなら、これまでわずか10万でも寄付したことがありますか?と聞きたい。大体、そういう人物はお金に汚いどころか、他にも汚いところがあるのだ。今は「彼は善人なのに何故?あんないい人が何故?」という擁護論(朝、TBSのバカアナウンサーがなき声だった)があふれる中、時間が経つにつれ、その仮面は剥がされて行くのだ。(テレビ局は視聴率が稼げればよいのだ)

世間の本当の姿は、スマホで表示されるニュースではない。
僕が愛読する全国紙「毎日新聞」の1面は

3月21日「香港国安条例が成立」…中国の悪口言う人は捕まえるという条例
3月22日「ガザ市民を拷問か」…イスラエルホロコーストナチスと同罪
3月23日「水俣病救済 熊本は棄却」…熊本県による、水俣病患者の棄民化

こんな世界的なニュースがスマホニュースではほとんど報道されずに、アメリカの野球賭博事件ばかりが報道されるのだ。(通訳だけでも早く、逮捕すればいいのに)

僕にとって、3月25日の最大ニュースは「熊本県知事選挙で自民党の候補者が当選」したというニュース。

どう考えたって新県知事は自民党推薦ではなく自民党100% 候補者なのだけど。自民党の広報版にポスターが貼られ自民党選挙カーが彼の名を呼ぶ。県内の市長村長、議員の支援の岩盤組織戦。どこが無所属なもんかい。彼は中央(自民党)とのパイプ、パイプと叫んでいたではないか。

投票日前日、近所に住む婆さんが、我が老母を訪ねてきた。選挙の度にやって来る。そのお婆さんは熱心な某宗教の信者なのだ。長い間、玄関先で、その宗教と合体した公明党の候補者、推薦者への投票をお願いしに来る。今回はヤマザキの食パンを持ってきた。昔は聖教新聞まで購読を無理に依頼してきた。(3か月だけでも!)

今回の熊本県知事選挙の得票数 投票率49.63%
◆木村敬(自民党・新人) ※自称・自民党推薦383,010票 
幸山政史 ※無所属・新人 287,750票

その得票差 95,260票 

この得票の中に、利権欲しさの岩盤組織票に加え、熱心な某宗教の信者さんの票がどのくらい含まれているのだろうか。その信者さんは、去年から一昨年にかけての統一教会の騒ぎをもう忘れてしまったのか。自民党は2枚舌でオタクらのライバル教団と、がっちりタッグを組んでいたのではないか?なんと寛容な宗教の教えなのだろう。信じ込むのをやめて、少しでも考える力があれば、得票差9万が、5万くらいになり接戦だったのだろうと、残念なんだなぁ。※熊本での聖教新聞の発行部数は約4万部(昔は公表されていた。嘘の部数だろうけど)

土砂降りの投票日の朝、ぼくはそのお婆さんがくれた、ヤマザキの食パン(なんか湿気て、ひなびていた…)にブルーベリージャムを塗って食べて僕は投票に行った。