面白半分 猫半分

人としての面白半分な日々と、猫とともに面白半分な日々。熊本在住。頭も半分、おバカさん。

忘れられないこと。

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前回ブログを書いたのはなんと4月だった。それまでの期間、ちょっ鬱風な日々もありブログは書けなかった。一緒にコロナ休み。が、先週、突然猫のポンタが笑い顔になり、もちろん声を出して笑っているわけではなく、翌日は鼻水を吹き出し気が付くと、ETもマーガリンも同様くしゃみをしていた。ポンタは笑っているわけでなく鼻が苦しくて口で息をしている顔が笑い顔に見えたのだった。駅前の動物病院に連れて行くと高熱で、点滴や風邪の注射をしてもらった。当然3匹同時で、午前中の動物病院は我が家の猫どもでにぎわいを見せた。コロナが猫にも感染するという情報もあり気になる。僕は膝の治療で杖を突いて通勤していたが、猫どもはその杖の先のゴムをかじってよく遊んでいたのだ。しかし寛太とコダマは感染しなかった。二匹とも最初は野良猫暮らしだったので、抗体ができていたのかもしれない。ポンタ三兄弟は、玄関の下駄箱の下に潜み、そんなに野良猫暮らしは長くなかったのだ。

前回のブログの「海街コーヒー」のお兄さんも、コロナ旋風であっという間に姿を消した。人間はそもそも野良猫暮らしをしているわけではないので、新参のコロナウイルスにもそのウイルスのデマにもイチコロ。世間は大変なことになった。

そんな中でも、我が事務所は創業10年を迎え、今のスタッフにも記念のお菓子の詰め合わせを配った。この10年の七転八倒の苦労はイワサキ君が一番よく知っている。何故なら創業当時のメンバーで生き残ったのは彼だけなのだ。残りのメンバーは全員パートで、ここ数年採用したメンバーなのだ。10年を思い起こすに失敗の連続、悔しいことばかりだ。コロナがどうのネットショップは年中暇なし、休みなしでやってきたので、そう簡単にコロリくわけいかないじゃん。もう一社のデザイン会社もコロナで消えそうだけど、まだ息はしている状態なのだ。

田舎に行けば行くほど、よく言われるのだが「こんな時にはみんなで力を合わせ」とか僕はこれまでその論法でさんざん嫌な目に合ってきたので、こんな時でもつるまず、独自路線で行きたいと思う。こんな時に自分だけ助かろうとか、儲けようとかしている奴とは一緒に空気を吸わない方が良い。

騙し騙され、盗み盗まれ、利用し利用され…疲れるだけではないか。愚痴を言うのも疲れるし、謙虚に孤独に生きましょう。

僕がこれまで尊敬しているのは、ちまた、偉そうに言う奴、新聞の記事で偉そうに地域おこしの代表として偉そうに出てくるおっさんおばさんではなく、目立たず、地味に活動している福岡在住のコンサル兼、通販会社の代表 Y氏ぐらいか。氏は今回のコロナで海外の年間売上の2億を失った。それでもクセ者らしく、へこたれず、自分の予想より2年早かったと、今も地味なコンサル活動をたくましく続けている。こんな時は純粋培養のおりこうさんより、突然変異のおバカさんが強い。

つまり僕も氏のように、目立たず成果を出したいだけなのだ。偉そうに地域の為、人の為なんて人前で言うのはやめましょう。

 

でもさ、今でもどうしても許せない人がいるのだな。(心の中で、もういい加減にしろと、静止する声もあるが、振りほどき…)この悔しさはどうしてか忘れられない。その人は長い間信頼してきたコンサルのK氏だ。K氏だけは熊本のコンサル(中小企業診断士)の中で唯一、ポリシーがあり信頼できるヒトだと思っていた。

何も氏のコンサルに会社、個人で損害を受けたわけでない。それこそ10年近くやり取りをしてきて、2年前僕がクモ膜下で倒れ、運良く再起した時に、彼に挨拶と再起のメッセージを送ったのだが、氏からは「お体お大事に」という返信があり、即座に僕の携帯の登録を削除したのだ。彼は、もう僕は「死んだ」と思ったのだろうな。信頼してきた者に、忘れ去られる、無視される…この悔しさだけは忘れられないものなのだ。

熊本のコンサルの中で毒舌家で有名なKさん。あんたのおかげで、わが社は更にたくましくなりました。コロナにも負けず、もう少しは頑張りますよ。

コンサル料はタダにしてくれなはれ。猫の薬代が大変なので。