面白半分 猫半分

人としての面白半分な日々と、猫とともに面白半分な日々。熊本在住。頭も半分、おバカさん。

海街コーヒー

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ちょうど、1か月くらい前に、JR三角駅前に突然できたのが海街コーヒー店。若いイケメンのお兄さんが僕が乗る8時23分発の熊本行きの発車に合わせて、軽自動車が出現し、煎りたてたて挽きたてのコーヒー1杯400円で飲ませてくれる。味は少し雑味があるが、コーヒー本来の甘さがあって、僕には好みの味だった。要するに直球勝負の味なのだ。砂糖もクリームも不要。逆に普通の人には向かない味でもあるが、本人はこれでいいと思っている。豆はブラジル。コーヒー飲ますなら、西港の方がいいぜ、観光客もいるしと助言めいたことを僕が言うが、本人はこの景色が好きですからと聞く耳は持たぬ。若者が何か店をやりたいのなら、コーヒー店が一番かもしれない。逆に言うと、それだけライバルが多いということだ。普通のお店でも採算が合うのも難しいし、友人がやるというのなら、僕は絶対止めた。仕事柄、過去の失敗も踏まえ、今の自分なら、どういう方法でコーヒーを売るか考える。まずキャラ売りをせざるを得ないわけで、それなりの自分のストーリーをまとめ、コーヒーと一緒に味わってもらう必要があるのだ。特に僕の場合、体が半分壊れているので、短期決戦。余計にハードルが高い。何かをきっかけに、まずスタートすること。勢いが大事。そんなことばかり考えているうちに、だんだん、コーヒーの味なんてどうでもいいように思えてくる。落ち着け落ち着けコーヒーでも1杯飲んでよく考えよ。まるでコロナ騒ぎで大の大人があたふたしている状況そっくりではないか。今時、奇をてらっても笑われるだけだぜ。ようするに超難関、コーヒー店で採算を合わすのは、大変なのだが、ほぼ正解率ゼロ。手軽に始めた分、損は少ないかも。こういう風に生きたいという若者に、説教垂れるなオヤジども。僕の朝の始まりのきっかけに、海街コーヒーのほろ苦い1杯が必要なのだ。だから、最近、君の姿が見えないのが寂しいわけだ。