面白半分 猫半分

人としての面白半分な日々と、猫とともに面白半分な日々。熊本在住。頭も半分、おバカさん。

大腸の中にキノコが生えていた。

f:id:ztakeda34931230:20190711130650j:plain

病気とはいろいろ重なるもので、春に町の健康診断と、馬鹿にしていたが、「アタリ!」が出てしまった。これまで、熊本市内の大きな病院で健康診断を受けていたが、来年10月まで運転禁止の身、しょうがない、町の保健センターやらで健康診断を受けた。検便を取るのを完全に忘れていたので、当日の朝、ぎりぎりで1個出したのにアタリが出たのだ。ある日、当選通知が僕の家に届く。なんと陽性だと。性格は陰性なのだが、まさか痔ではあるまいか。パソコンに猫背で向かうとこうなるのか。

どんどん、思いつめているうちに、右の額の手術した部分が膨らみたん瘤のようになってきた、気になり触ってばかりいるからこうなるのだ、いや、いつもと、このふくらみは違う。熊本の病院に電話すると、どうしても痛いのなら救急車を呼んで来てくださいという。そこまでひどくないなら、後日来てくださいという。

頭の中の事だから、急に痛くなったらもう済まない。そこで次の日、何とか1時間かけて病院に向かう。頭の瘤の件、脳外科でCTを撮る。先生曰く、「珍しい事例」ですが、「もう少し様子を見ましょう」との事だった。頭の瘤の中身を注射器で抜く方法もあるが、雑菌が脳に入り危険な場合もあるとの事で、僕も言われる通りにした。大げさに考えるに、脳髄液がクモ膜下の手術の頭蓋骨の隙間から染み出て瘤になり、また戻ったのかもしれない。最近、刺すような痛みが脳にあるのだ(時々だけど)。

折角来たのだから、消化器内科に行き、健康診断の結果を渡す。そういうわけで単純に「痔」なんかでなく、内視鏡で大腸の検査の説明を受けることに。あわただしい1日が終わり。その日は脳外科、消化器内科と、渡り歩き結構疲れた。

結果、内視鏡検査では、僕の肛門から、長い機械が僕の大腸の中をライトをつけて、ポリープやガンの細胞をうねうねと探し回る。ピンク色の長いトンネルを、内視鏡、ミミズ君はまるで生き物のように動き回る。僕はベットで横になりながら、モニター画面を眺め続ける。時に管の真ん中をノドチンコ、エノキ茸のような白いポリープが生え出て、それをサッとミミズ君が何やら動いて切除する。では次にあらわれた横たわる「めんたいこ」はどうだ、灯りが点くと作家の草間やよいの水玉のオブジェのような代物だ。新人の医師が泣き言を言う。「僕、こんなことやったことないです」ベテランの医師が変わり、めんたいこに輪っかをかけて、サッと切除して、検査は終わり。2週間後、細胞の検査の結果発表となる。

クモ膜下のおかげで、死の恐怖はないにしても、もしもガンなら困ることになるなぁと、思う。暮らしの整理、仕事の整理が大変だ。

面倒くさい事ばかりだ。猫どもの世話を誰がするのか、気になるが結果がでない(当然)ペット飼育可の病院はないものか。

そう考えると、額の瘤が、大きくなってきた気がして掌をあててしまう。(何も恰好つけて髪をかき上げているわけではない)