面白半分 猫半分

人としての面白半分な日々と、猫とともに面白半分な日々。熊本在住。頭も半分、おバカさん。

試験問題。

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さて残り時間もわずかです。これまで、あなたはどんな問題を解いてきましたか?100点満点取れそうですか?取れなくて何点くらい解けたかしら?難問を無理して解こうとして、時間を無駄にし焦ってはいませんか?解けたつもりが、間違った答えに気が付いて消しゴムで消せない、答えを無理に消そうと答案用紙を破ってまた消して、焦ってはいませんか?教室も夕暮れ、窓の外の景色も暗くなってきました。夕焼けが校庭の樹を照らし出してきました。解けそうでとけない罠のような問題に引っかかり、泣き顔になっていませんか。変な家庭教師や、担任の先生の意地悪な教えを今更、悔やんでもしかたありません。自分の問題は自分で解くものです。嘘を教えた友人は問題を解くのをあきらめてさっさと教室から出ていきました。

朝方こんなことばかり頭に浮かぶ。グジグジ君の登場だ。グジグジ君は何回も頭の中に登場する。うつではないだろう。「うつのような」状態なのだ。体が硬く、両腕がしびれている。右の額を触ると、骨が固く丸く突き出ている。

運よく命拾いした身。試験時間はとうに終わり、教室には誰もいなくなったけど、僕だけ特別に追試なのだ。

家猫の寿命は約15年。人間の1年を猫は5年、5倍年をとる。なんとかこつらの寿命15年は生きていたいと、ぜいたくにも思う。宇宙を流れ去る時間のなかで、こいつらと出会うことができたのも奇跡なのだ。

僕は机に顔を伏せた顔をもう一度、上げる。あいかわらず、グジグジ君が方に乗っているのだけど。僕にはやるべきことが出来たのだ。