面白半分 猫半分

人としての面白半分な日々と、猫とともに面白半分な日々。熊本在住。頭も半分、おバカさん。

デンツウ、ベンツウ

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ちまたでは、電通の悪業が話題だけど、業界では知らぬものなし。電通はブランド企業行政から特別な予算を預かっていて、その予算を狙いそこから”ちぎって”、埋まらない穴を何とかしてもらおうと泣きついて来たテレビ局や新聞社に、その予算の一部を”ちぎって”穴埋めしてやるから、これまでは営業の都合もあり、テレビや新聞社も露骨に電通批判はできなかった。(熊本では某大手の化粧品会社が電通扱いなのだ…デパートも)  この構造は田舎の自民党議員と一緒で、泣きつく地元民、企業に議員は予算を特別につけてあげるのだ。いろんな名目で補助金をばらまく。お互いこんな楽な仕事はない。バカでも出来るし、バカでないとできない。汗をかかずに頭を使え。実はそんな社員が会社からは一番ほめられる。

自分で考えずに企画会社に企画を出させるコンペを開き、その中で一番よさそうな案をコンペに出し、それで取れたコンペをその会社ににやらせ、その下請けがまたピンハネして、更にピンハネ、徹夜で仕事するのは個人のデザイナーや小さなイベント会社。この構造の頂点が今、話題のコロナ事業なのだ。何も驚くことはない。日常茶飯事。

 

コロナの前からもいろいろ田舎でしでかしてるよ。最近では自作自演の日本ギフト大賞(電通のお客さんが大賞・その他の賞は地方新聞に任せる仕組み)がそうだし、過去には全国津々浦々で選定する「ジャパンブランド」事業があった。熊本ではジャパンブランド事業に選ばれた地域が全額補助金で世界にそのブランドを発信したけど、天草では下手なイラスト(僕は鶴田一郎さんの絵に想像性を、一切感じない) が描いたダサい、お土産ものの皿一枚、ヨーロッパに売り込んで、みんな楽しい思い出になった。もともと地域おこしも食い物にされてたんだよな。(大失敗のクールジャパン事業の一つ)

 

暇つぶしに地域おこしのデザイン集や、ポスターを集めた本をパラパラ見ていると、なんと我が町の地域おこしに貼られたポスターそっくりの物があった。要するに過去の事例をそのまま盗んで、我が町の地域おこしに流用されたのだ。そのポスターは電通が制作したという証拠はないが、確か市長が電通OBを企画係かなんかで雇用したと、数年前の市政便りに書いてあった。騙すバカに、騙されるバカ。

 

中島らもの好きな言葉で「何が電通博報堂だ、一人だったら負けねえぞ」という言葉がある。今日はたまたま仕事中に、誰も居ないのをいいことに、ユーチューブで、らもの昔の番組を見ていた。らも氏は筋金入りの鬱で、楽しい話を聞けば聞くほど、僕の気分も落ち込む。どんどん落ち込む。数年前、彼は酔って階段から落ちて自分の生を全うした。らも氏の作品は結構、読んだけど、普通に描いた本が一番面白い。アル中、薬中の本はどうでもいい。晩年のらも氏も辛かったろうな。

 

で、先日電通様のおかげで、我が家にも2名分、20万が振り込まれた。

それが、あっという間に消え失せた。スイッチを入れると、頭上にばらばらと黒い羽根のかけらが降り注ぎ…この前クーラーが壊れた。こんな故障は見たことないし、直るわけない。更に、雌猫三姉妹が順番に発情。誰もいない、田舎町、我が家の二階から夜な夜な猫の夜泣きが響く。マーガリンにET,まずはこの2匹を避妊手術。あっというまに、虎の子20万がふいに。こんな、恨めしいブログを書かざるを得ない気分になってしまったよ。民度の高い国民の一人として。