面白半分 猫半分

人としての面白半分な日々と、猫とともに面白半分な日々。熊本在住。頭も半分、おバカさん。

悪運

これまで悪運が強かった、普通なら、死んでしまうことも、運よく助かった。浅はかなことに、ここまで悪運が強いと宝くじがあたるのではないかと、うぬぼれ?たりして去年は久しぶりに宝くじを買った。もちろん当たりはしなかった。そんなにうまくいくはずがない。

今回は健康診断で、大腸がんが陽性の結果がでて、再検査となった。最近、体調管理の為、自転車を漕いでいるが、痔のせいではない。

ラジオを聞いていて、おもしろい話を聞いた。投稿者が連休中に実家に帰り、亡父の荷物の断捨離をしていて、その中にきちんとテープでまとめられた段ボールを発見した。そしてその中をみたら姉妹が子供のころ作った教材や、おもちゃが几帳面に片づけられていて、二人で父らしいと感動して涙ぐんだそうだ。そしてもう一個の中身はというと、同じく、きちんと梱包された段ボールを開くと、それこそきちんとせいりされたエロ本が出てきたそうだ。開封する順番が逆なら、もう一個の箱は開封されなかったようで、つまり紙一重だったのだ。どんな正直でまじめな夫、お父さんでも、聖人君子ではなく、そういうことはあるものなのだ。現実に荷物はなくても男の頭の中の想像ではそういうことがあるものなのだ。

そろそろ僕も準備が必要かもしれないが、前回、病院から帰宅して一番に部屋に入り、こっそり探したのがお手製(なんともいじらしい)の週刊誌のエロファイルなのだが、それはすでに妹から処分されていた。しかし、中古のエロDVD1枚がどうしても見当たらない。(恥じることはない。僕の場合たった1枚)その時に、逆に気になったのは、僕がいつ死んでも片づけやすいように部屋がさりげなく整理されている変な空気感なのだ。僕は僕が居なくなった時の空間、空気感の中でエロDVDを探した。そんな空気を感じるのも一度、完全に死にかけたから感じるわけなのかもしれぬ。(苦笑)

さて、僕は今、聖人君子のように、生きているうちに読みたい本はどんどん読めと、空いている時間は本を開き、描きたいものはどんどん書けと、パソコンのキーボードをたたいている。

1個の段ボールには読了した本が詰まっていくだろうし、1個のパソコンには考えた時間(ブログ)の言葉が詰まっていく。読み直し、改めて面白いのが哲学者、池田晶子さんの本であり、夢野久作だの澁澤さんらの本なのだ。

もうそろそろ悪運だの、政治がどうの、話を逸らすより、残された自分の時間について考えることが必要になってきた。膝の上に、愛猫たちを順番に乗せて、話しかけて。

f:id:ztakeda34931230:20190511154151j:plain