面白半分 猫半分

人としての面白半分な日々と、猫とともに面白半分な日々。熊本在住。頭も半分、おバカさん。

まさかてんかんとはね。

2月のクモ膜下手術で、その病気の事いろいろ調べた、もう8か月、病気のことを知らない人は僕がクモ膜下だとはもちろん知らない。山に登るし、車も運転するし。さて、今年の秋はどうするか予定を考えていた矢先だった、徳永さんの写真事務所で、さんざん打ち合わせしたあと、玄関で振り返った瞬間、左のほほの筋肉が崩れた。まさかと思い、手を当てたが、体の違うところで筋肉が動いている。そして僕の体は倒れこんだのだろう、背中で徳永さんが救急車!と叫ぶ声がした。それから僕の意識は夢を見ているようで、両肩をゆする気配もしたが、気が付いたら病院の救急治療室で点滴を打たれていた。診断は「てんかん」である。まさか自分がそうなるなんて、僕は右脳をクモ膜下でやられて、右脳動脈に3個チタン製のクリップが挟まれて命が助かっている。その影響でどこかの神経が刺激をうけているのだろうとのこと。それでも僕は運いい方で、クモ膜下では命が助かった約半分近い人のその半分が重い障害やまひを受け、それからのじんせいが大変なのだ。点滴が終わり家人が迎えに来る、1時間の道のりだ。際後に医師から車の運転はこれから2年間禁止された。てんかんの人はいつ発作が出るが分からないので、事故を起こす可能性が高いのだ。さすがに頭がふらふらし、杖なしではまっすぐ歩けない。仕事も写真の趣味ももう思うようにいかないだろう。てんかんで横たわっている時自分の命のことなんで考える余裕はない。そのまま死んでも防ぎようがないのだ。反抗しようもない、ただ、そのまま死ぬ。それしても強運なことよ、これで4回目の命拾いだ。普通の生活をしても死ぬ可能性はいくつもある。あと10日、写真集の完成までは死ぬわけにはいかない。写真の加工を依頼した徳永さんのスタジオに明日お礼と写真の進行具合の確認の電話をしょう。徳永さんの毒舌を味わうのも生きているうちが花なのか。