面白半分 猫半分

人としての面白半分な日々と、猫とともに面白半分な日々。熊本在住。頭も半分、おバカさん。

「一心腐乱」に落胆す。


2023年、我が町の統一地方選挙県議会議員選挙が終わった。

悲しいことに、新しい立候補者が登場せずに無投票で選挙は終わったのだ。

いまだに我が町には「一心不乱」ののぼりがはためいている。

 

無投票で終わったのは我が選挙区だけでない、熊本県内では他に、

天草市・郡、菊池市宇土市阿蘇市阿蘇郡葦北郡球磨郡の選挙区の選挙が無投票で終わったのだ。当選した候補者の所属は自民党100%純血種。

 

あの統一教会とグルになり売国・愚民化・棄民化・無反省に「一心腐乱」してきた自民党である。悔しいことに「一心腐乱」政党に反対票の1票も入れることができない投票民はどうしたらいいのだろうか。無言の死に票はどのくらいあるのか。

 

投票率を高める方法は簡単だ。

 

もう投票なんかいなかいもんね、投票しても世の中変わんない…と思う有権者投票権を放棄してもらうのだ。投票率が50%といわれても、投票権を放棄した人をカウントするからそうなるだけで、そういう人をそもそも有権者に入れなければ、投票率は限りなく100%に近付くではないか。選挙の啓蒙広告なんて予算の無駄。放棄した人には税金だけ納めてもらえばよい。投票した人で世の中を動かせばいい。

 

しかし、そうして投票に行きたい人を、行かせないのが今回の無投票当選のシステムなのだ。

せめて今回の立候補者を支持しないという人にも投票させて欲しい。

投票率100%の中で今回のような場合、立候補者を支持しないという投票者の割合が50%を越えたら、その候補者は当選できないとすればいいのだ。このシステムでは与党野党でもお互いさまで良いではないか。

 

確か10年くらい前、知人の紹介である県会議員のチラシを作る仕事をもらった。その打ち合わせで候補者の事務所に行ったのだが、何もない机の前にふんぞり返る本人が居た。チラシを勝手に作るわけにはいかない。どんな人物なのか、どんな志で政治を目指すのか、聞かねばならぬ。「選挙の公約は何ですか?」とストレートに聞いたら、本人はしばし考え、「き、きょういく…うーん、福祉…あー、あー」と答え、言葉に詰まり「あんたが考えろ」と答えた。はて?この人馬鹿?と思ったが、強面なので我慢し、仕方ない…人柄を伝える必要もあるだろうし、次は「趣味は何ですか?」と聞くと「うーん、うーん」と考え、何も答えないので子分の市会議員どもが「賭けマージャンたい」と代わりに答え、とりまく土建屋の市会議員はどっと笑った。本人はその市の建設業協会とやらの会長なのだ。

僕の作ったチラシの出来が良く彼は見事にその年の県会議員に当選を果たしたが、その後、彼は落選、政治家を引退する。県議会でも彼はまともに質問もできなかった。

 

我が町の「一心腐乱」君の趣味はなんなのだろうか?と考える。僕は君の声も聞いた事はないし、顔も見たこともない。これからどうするかくらいは答えろよな。それが出来なけりゃ、畑や道路、工場前にはためく「一心腐乱」ののぼりを早くたためと思う。