僕の住む町は半島の突端、小さな港町。過疎化が進み、道を歩く人影も少ない。岸壁で釣り糸を垂れる人々は魚が釣れないと昼間でもさっさと竿を終い、次の釣り場に出かけて行く。昔はトンビも居たが、飛び交う鳥の姿も見なくなった。海風にさらされ、こうして…
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