7月11日から14日まで久しぶりに京都に行ってきた。仕事先の連中には、販路開拓、久々の営業じゃい、と言いながら、ほとんどがふらり、ふらふらオジサン一人旅なのだ。最近事務所の2階でひきこもり、ほとんど、下に降りてこなかったから連中から怪しまれていた。何を考えていたのか?、その結果がこうだよ、皆さん。もちろん経費はすべて自費で払いますさかい。(お上からくれた10万円はすでにないのだが、気が大きくなっている)どこかのグルメタレントのようにけちり、領収書を出すような男ではない。飯代もすべて自腹で皆様、会社には、迷惑をかけません。予定は3泊4日なので少し余裕があるふらり旅。(愛人とふたり旅なら、なおいいが)
旅の詳細は別の日に記録代わりに書こうと思う。さて京都の有名どころで、どこを、さまよったか、奮発して京都の北、八瀬の瑠璃光院に行った。拝観料なんと2千円。今回の京都はすべて雨にやられたが、電車を降りるとまだ八瀬駅にはアジサイが咲いていた。
熊本では大きな水害が起こった。京都のテレビでも大きく報道されていた。
「深淵を前にたたずむ蛙かな。」
これは瑠璃光院の前に書いてあった書の一文だ。深淵というのはコロナのことか、水害のことか。
残念ながら、熊本の水害の水たまりには、ぼうふらどもがぴくぴく動いて見苦しい。
この水害を前に、無神経にダムの事を論じるぼうふらども。ダムを造らないからこうなったと上から目線で、売名評論家がのたまう。橋本徹、辛坊治郎…湧いてくる湧いてくるボウフラ評論家。
50年に一度の大雨なら、今後は日本中の河川に巨大なダム建設が必要だ。日頃は枯れた小川でも50年に一度なら大きなダムに防波堤が必要だ。100年に一度なら、もっと巨大なダムが欲しい。
しかし各、河川には特性があり、それに合わせて洪水対策が必要なのは当然で、バカみたいにひたすらダム作ってどうするのよ。川辺川ダムの是非についてはは30年以上議論されてきた。よそ者の自分だが、これまで数回、その説明会に参加したこともある。
時に国土交通省はデータをごまかし、改ざんし、やましいところがあるのか、当時の球磨川漁協に匿名で数千万のお金を気前よく、ポンと振り込んだ。ちょっと工事でミスが濁ると補償金でまた、ポンポン。漁協も利権組織で、漁師でなくても漁協が認めれば漁師となり、補償を受けられる。結果、当時の漁協の理事どもはガサ入れ、逮捕されたがね…) 説明会で大声上げて、反対派の声をかき消した地元の市会議員も利権がらみで逮捕された。あの頃みんな、熱かった。(苦笑)
その後もダム「中止」まで何回ともなく現地説明会、討論会が繰り返され、結果としてダムに頼らない治水案が選ばれたのだ。その案の中でも一番いいと思われる、大きな遊水地を作る案も土地の利権がらみで紛糾している状態だった。そンな議論が続く中、球磨川の底は更に削られ、川幅が広げられ多少の大雨でも水害は起こらなかった。川辺川ダムの建設予定地の五木村には「ダムを造らないお詫びとして巨額の補償金が支払われ、。振興住宅地が完成し村の面影は消えた。村民1,000名その7割が公務員…かその関係者。村は補償金で無駄な橋を2本架け、その橋からはくまモンがバンジーして一瞬、(苦)笑を誘った。もうそのバンジーはないのだけど。(愚笑)
これまでのいきさつを知らずに、一方的に中央から感情的にダムの是非を問う、ぼうふらの無神経さにはあきれるばかり。キンチョーの殺虫剤でシューしてやりたい。
ダムは決壊することはないと断言する者。ダムが決壊する前に放流するからダムは決壊しないのだ。過去に球磨川に架かる小さなダムの放流が原因で、川沿いの集落は水害に遭ったとして裁判を起こした。いろいろ証言はあるものの、裁判の結果は自然の災害が原因で、放流が原因とは断定できないとの判決があった。
ダムの事を語る、中央のタレント評論家はみんな一度、現地に来て泥かきしてからダムの事を論じた方があなたの言説には箔が付くと思うがどうだろう。(服が汚れるから嫌か)
梅雨が明けると、ボウフラどもが羽化し羽を広げ、今度は人の血(税)を吸い飛び回る…もう、ダムを造らなくてもあと10年は河川工事、治水工事で、政治屋、土建屋は充分食っていけるから安心しな。言いたい放題の売名効果はあっただろう。
京都で会う友人から、今回ダムの事を聞かれる度に、ボウフラと地元民としての温度差を感じる。これはコロナでもおんなし(有名人は即検査受けられる…)なんだな。みんな蚊に刺されたらそんたくせずに「パチン!」とやりましょう。
雨の瑠璃光院、10時開院。すぐに入れた。写真好きのH氏からは
「幸運やね~瑠璃光院は、コロナ前では3時間待ち、4時間待ちはざらやったで~」と言われた。ボウフラよりも、ワタシは蛙の道を選びたいな。