面白半分 猫半分

人としての面白半分な日々と、猫とともに面白半分な日々。熊本在住。頭も半分、おバカさん。

「猫はどうしてわがままか」

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「猫はどうしてわがままか」は有名な動物学者日高敏隆氏の著作なのだ。要するに、犬は昔から群れを成して生きてきて、群れにはリーダーが必要で、人間(飼い主)をリーダーと思うから、良くなつき、みんな仲がいいのだ。猫はまったく逆の習性で、リーダー不要、みんな勝っ手に生きてきたのだ。但し、猫族にも親子関係だけはあり、母猫は子猫の世話をし、オス猫は子供ができたら家をでる。うちの小弾はある日、やってきた子猫3兄弟を我が子のようにかわいがり、お乳もでない小娘なのに、今も3匹にお乳をやって、乳首がはれ上がっている。子猫が「助けてニヤー」と困った声を出すと一目散に駆けつける。餌も子猫がやってくると、全部、自分の分を子猫に与えてしまう。寛太は風来坊で我が家一番の大猫だが、そんな小弾の行動にわれ関せず、我が道を生きている。(実は小弾には頭が上がらないのだけど。)

世の中の迷信で僕は大嫌いだが血液型と言うのがある。何の根拠もない血液型で人を判断し、決めつける、キャーキャー騒ぎやがる!その行為そのものが大嫌いなのだ。(ひたすら我慢するしかない)それよりあなた犬型、猫型?と聞くというのはどうだ?血液型と違いこれには根拠がある。

もちろん、というか、僕はやむを得なく猫型の性分で、人間として生きていくには犬型が安全なのだろうけど、猫型は警戒され、自分勝手で失敗続き、よく木に登り降りれなくなった猫のニュースがあるが、そのとおり、僕は、いつも木に登り、降りれなくなったことばかりで、時に悲しくなる時があるが、仕方ない、僕は猫型なのだ。猫神家の家系なのだ。

日高氏の本はとても面白く、そもそも動物研究者は猫型ではないと務まらないのだろう。

特にカタツムリの研究は面白く、そのリポートは面白い、信じられない。
タツムリは雌雄同体で、同じ体の中に精子卵子を持っている、子供を作るためには、必ず二匹が出会い性交しないと、子供は出来ないそうだ。お互いが男で女。一匹の中の男女がその気にならないとダメ。その為、長い時間口説き合うそうだ。

人間にも性の不一致の人がいるが、カタツムリでないにしても、生き物として仕方がない。いろいろな生き方を認め合うことで人の社会にもいろいろな生き方、考え方を学ぶ事が出来るのだ。

人間は、残念ながら犬社会だ。群れを作り、維持するためには、リーダーが必要で、リーダーの言う事、リーダーがどれだか馬鹿でも、そんたくできる犬を育て、増やす必要があるらしい。へへん、我ら猫族、そんな騒ぎを木の上から眺めてやるさ。(だれも友達いないけどね)

 

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